(オメガバースアンソロジー)なかじまこはなさんインタビュー+限定SS公開

・君の為に花は咲く

(内容紹介)

優秀なアルファの遺伝子を持つ芹は、その遺伝子を引き継ぐ息子の鈴白と、火事で亡くなった親友の忘れ形見であるなづなと共に、慎ましくも穏やかな日々を過ごしていた。

鈴白は、アルファにしては愛らしい容姿をしていた。

一方、強気ななづなはオメガだった。

できればなづなが鈴白の番になって欲しい。なづなの想いが自分にあることを感じながら、芹は我が子の恋を陰ながら応援していた。いや、応援せざるを得なかった。

「……俺はきっと狂ってる。また、同じ過ちを繰り返すんだ」

その言葉を予見するかのように、何者かによって鈴白が捕らえられてしまい…。

かつて愛と憎しみで塗りつぶされた過去は、十数年の時を経て、優しいエピローグへと結ばれていく。

生まれながらに運命を背負う少年たちの、純粋で優しい愛の物語。

*分冊版には限定特典として、ボブ先生によるラフ画から完成原稿までの製作過程を掲載しております。

 


なかじま先生インタビュー

略歴

ポケクリ等で執筆を始める。星の砂文庫賞で優秀賞、フジョッシーコンテストで優秀賞、前者作品は電子書籍化。現在もフジョッシーを中心に執筆活動中。代表作は「恋はにゃん♪と鳴く」

アンソロジー執筆に際しての思い出

特に苦労したことは無いですが、しいて言うなら名前が思いつかなくて、七草で付けたことです。インタビューはあまり得意じゃないので、代わりに本編のSS小説を書きました!


「君の為に花は咲く 本編SS小説」

「芹、いい加減に起きろ」

身体を揺すられて芹は目を開けて鬱陶しそうに起こした相手を見る。

「そろそろ帰らないと鈴白くんと捺那くんが心配する」

「んー、アイツらはもう大人だし、俺が居ない方がイチャイチャ出来ていいだろう」

芹はそう言うと起き上がらずただ、寝返りを打ってシーツをかぶる。

「あー、成程ね。帰りたくない理由はそれか」

ニヤニヤしながら芹を見る相澤。

ここは相澤の家。良く出入りはしていたがここの所しょっちゅう来るし、帰らない事が多くなった。

芹は発情期の時にここに泊まりに来ていた。

彼はα。そして、相澤もまたαだ。

だから、安心してここに居られる。発情期が来ても相手の香に惑わされないし、自分の香で惑わす事はない。

番を作れ……と言っても芹は聞きやしない。

亡くしてしまった恋人を忘れられないのだ。

運命の番だったから。

動物の世界でも伴侶を亡くすと亡くした方は死ぬまで伴侶を作らないのもいる。1人で寂しく死を迎えるのだ。

1度そう言った事がある。1人で寂しく死を迎えるのかと。

すると「そういうのは寂しいと思うのは周りだけだよ、本人はきっとそんな事気にしていないし、死んだ瞬間なんて気付かないものだろ?スイッチが切れるみたいに死んでいくんだ……その瞬間まで好きな人を思ったままって凄くロマンティックだろ?」なんて言って笑った。

相澤にはそれが芹の強がりだと分かる。

だって、ずっと側で見てきたのだから。

α同士、番にはならない。SEXは出来るが子供はもてない。

「お前、駄々っ子じゃないんだから」

また芹の身体を揺する「とりあえずは飯食え」と言う。

「飯、食う」

ゆっくりと起き上がる芹。

寝起きで乱れた髪と眠そうな顔。

自分と同じ歳には見えない芹。若々しくて綺麗で野性的だ。

「お前、良い嫁になれる」

「お前はだらしない旦那だな」

芹の言葉に言い返す相澤。

「お前は嫌がらないから」

芹はニコッと笑った。子供っぽく。

それが相澤にはお前にしか見せない姿だと言われているようで嬉しくなった。

芹さんと相澤先生のSS♥


主な活動場所

フジョッシーやTwitter

代表作品

恋はにゃん♪と鳴く

告知

是非、サイトやTwitterに遊びに来てください!

編集部より一言

書いている間は楽しかったというなかじま先生。素敵なお話を誠にありがとうございました!